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1: News茶畑がお送りします 2020/08/16(日) 21:05:49.39
感染の実例を調べていくと飲食店における感染は、「会話の強度と距離と方向」「マスクの有無」「換気」に大きく左右されることがわかってきた。

店側も自店が現場となったらたまったものではないし、カウンターのバーなどは「一時期、バーもやり玉に上げられたけど、面と向かって相対するカウンターの内側のほうが怖い」(都内バー店主)というのも事実だろう。

「実際に、このお客さん怖いな……と敬遠したくなる客はいます。もちろん逆に『このお客さんなら何時間でも滞在していただきたい』というお客さんもいらっしゃいます」(同前)

では店側から見たときに、リスクが高く「正直帰ってほしい」と思われるのはどんな客か。また逆にどんな客なら好ましく思われるのだろうか。
飲食店店主や従業員に、「好ましい客」「好ましくない客」の代表的な例を聞き取った。

◆好ましい客の例

・入店時にはもちろんマスク着用
・店頭の消毒用アルコールをきっちり使って、手全体にすり込んでいる
・その上で、着席前に「お手洗いを借ります」と手を洗いに行く
・かばんを無造作に床に置かない
・携帯用の手指消毒液を持っている
・着座しても、マスクはつけたまま
・取ったマスクを無造作に卓上に置かない(マスクケースに入れて、さらにクリアファイルに入れる人も)
・飲み食いするタイミングではマスクを外すが、話すときにはつける
・相手に聞こえる程度の配慮したボリュームで話している
・トイレから手を拭きながら出てくる(洗っている証拠)
・会計の声がけの時点で、すでにマスクをしている(店側への配慮)

◆好ましくない客の例

・そもそもマスクをしていない
・店頭のアルコールを使わない。使ったとしても形だけ
・「暑い」「寒い」などを理由に窓や扉を閉めたがる
・かばんや髪型などに清潔感がない
・外したマスクを無造作に卓上に置く
・マスクをせずにしゃべる
・しかもやたら大声でしゃべる
・おまけに四方八方に顔を向けながらしゃべる
・何のてらいもなく、くしゃみや咳払いをする
・回し飲みをすすめる
・必要もないのに、机、椅子、壁などあちこちベタベタさわる
・指を舐めて札を数える(論外)

もちろん「好ましい」「好ましくない」ともに当てはまる項目が多いほど、リスクは変動するが、大切なのはこうした行動の裏にある意識である。
目に見える振る舞いを通して、客自身の衛生観念というパーソナリティは見られている。客が自覚している以上に、店は客を見ているのだ。

「好ましい」を100%実行している、と断言できる人はそう多くないだろうし、「好ましくない」にすべて当てはまるという自覚のある人も少ないだろう。
だが心がけは、行動変容につながる。自分の行動が変われば、その行動を見た周囲の意識も変わる。
そうしたプラスの連鎖を生むことが、世の中、ひいては自らの身を守ることにつながるのだ。

【【コロナ】飲食店で「好かれる客」、「嫌われる客」 指舐めて札数えるのは論外 代表例を聞き取り】の続きを読む