１５日放送のフジテレビ系「バイキング」（前１１時５５分）で、安倍晋三首相が３９県に対し緊急事態宣言を解除した記者会見を伝えた。

　首相は、会見で人口１０万人当たりの１週間の累積感染者数が０．５人以下などの基準を総合的に判断した上で、解除を決めたと説明。東京や大阪など、宣言が継続される８都道府県については２１日に感染状況などを再評価し、可能であれば解除を検討する考えを示した。さらに「コロナの時代の新たな日常を取り戻すスタートだ」と述べ、ウイルスへの警戒を怠らず、社会・経済活動を本格化させる意向を強調した。

　また、２０２０年度第２次補正予算案の編成に着手する意向も明らかにし、家賃負担を軽減する給付金の創設や、地方自治体向け給付金の拡充などを急ぐと説明。大企業から中小企業まで、資金繰り支援を強化するとともに、雇用調整助成金の上限額を特例的に引き上げ、日額１万５０００円とする考えも示した。

　スタジオでは、会見で安倍首相が感染拡大があれば２度目の宣言がありえることを述べたことを紹介し、再指定の基準を１０万人あたりの感染者数などを総合的に判断するとしたことを伝えた。

　これにコメンテーターの元ＴＢＳアナウンサー、吉川美代子が「宣言解除されても結局、私たちに責任なすりつけて動くことに罪悪感持たせるような感じがする」と指摘した。この意見にＭＣの坂上忍は「昨日の会見でもライブハウスとか名指ししているじゃないですか。ちょっともういい加減にしてやってくれって」とコメントした。

　吉川も「なんであそこだけ具体的に言ったのか」と疑問を投げかけると坂上は「潰れてくれって言っているようなもんですから」と憤っていた。

5/15(金) 12:53 スポーツ報知
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf160182f52a31ec08e337031e9559c8a0a485a2